
タクシー業界のリアル

タクシーって実際どんな仕事?儲かるの?タクシードライバーも経験した中島さんに、業界のリアルを直撃!
伊藤 ---
今回のお題は「タクシー業界のリアル」です。いいですか?リアルなお話をお聞かせいただいて。
中島 ---
はい。
伊藤 ---
就活生はタクシー業界に対してぼんやりしたイメージしか持っていないと思うんですね。一方、近年、タクシー業界を志望する就活生が増えてきているのも実態です。そんな背景もあり、今回はタクシーの仕事のやりがい、働く環境、それから、少しいやらしいですけど収入の話なんかもお聴かせいただけると。
まず、働き方についてですが、「休み多いですよ」と謳っているのを見聞きしますが、どうなんですか、実際?休みというか、自分の時間は多く取れるものなんですか?
中島 ---
そうですね。休みが多いというか、出勤回数が少ない、という考え方がギャップがないかもしれないですね。
伊藤 ---
一般のサラリーマンですと月22日くらいですよね?
中島 ---
タクシーは、だいたい半分くらいですね。
伊藤 ---
半分!?
中島 ---
白々しいね。(笑)
伊藤 ---
(笑)

中島 ---
半分というか、月12回の出勤ということです。
伊藤 ---
タクシーのドライバーって常に走っているというか、同じ人が運転しているわけではないにせよ、たくさん働いているな〜ってイメージがあったんですが、12回って相当少ないですよね。
中島 ---
そうですね、月12回しか働かないというのが、うちの会社では基本の勤務形態なので。裏を返せば、月18日はオフというか、自分の時間として使えると。
ただ、12回しか出勤しない代わりに、勤務時間が長いのです。20時間、マックス21時間となります。ですから寝るのも仕事です。仕事をした次の日は「明け休み」と言い、次の仕事に向けてしっかり睡眠を取り、体調を整えるという意味合いの休みで、これも仕事のうちという考え方です。
伊藤 ---
20時間のうち、休憩はどれくらい取れるんですか?
中島 ---
3時間です。
伊藤 ---
20時間働いて、3時間休憩。そして次の日はしっかりと休むと。そうすると考え方としては1日で2日分のお仕事してるみたいなことですね。その代わり、次の日はしっかり休めるという。
中島 ---